海上タクシー
タクシーではあるが、陸に戻るのが面倒になった海水浴客が、「へい。タクシー」と右手を上げ、止め、そして乗り込む・・・そういう代物ではない。
島と本土、あるいは島と島を結ぶ定期船は便数が限られていたり、路線が設定されていなかったりすることから、これを補うのが、海上タクシーである。
だから、港に行って、定期船がなく、海上タクシーを使おうと思った時には、携帯電話で船主に電話をかける。
粟島からの帰り道。
城山を降りてきて、海沿いの道にぶつかったあたりで、私たちは「いたくらタクシー」に電話をかけた。
「すぐに行く」との応答。
そして、電話を切って3秒後・・・
目の前の家からおじさんが出てきた。
おじさんの家の隣が船着場。
船は高速仕様である。
皆が乗り込むと、メーターを倒す・・・
ってことはない。料金は定額制。
詫間(須田)の港なら、4名まで2千円。あとは1名増えるごとに5百円である。
定期船が320円だから、お得感あり(但し、香川県ではここの海上タクシーだけが格安)。
船は瞬く間に粟島を離れていく。
私はアッパーデッキに乗ったが、
今日は海が荒れており、よく揺れる。
まるでディズニーシーのアトラクションである。
詫間まで10分の船旅。
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